昨日民事信託の組成打ち合わせをしておりました。
契約書の作成。
これを元に公正証書作成
金融機関での信託口口座開設という予定にあります。
信託組成は知識と発想が必要になります。
一番大切なのは、信託の目的です。
今回の場合は親の認知症対策と争族対策でした。
登場人物(受益者代理人、第二委託者)が足りない。
親の前に本人(息子)が亡くなりますと信託は一年で終了に
なります。
すでに事務委任契約、任意後見、遺言書作成は
完了しています。それに加えて信託を組みたいというのが
クライアントの願いです。
本人が結婚していない、もちろん子供もいない。
本人が亡くなられ時の相続人は誰?
結婚はしないのですか?
場合によっては養子縁組を。
自分の介護のために、身元保証人をどうする?
お母様の資産の引き継ぎと、介護資金の確保は
できますが、本人の将来をどうするか?
これが大きな課題です。
民事信託は一回組んだら終わりではない。
そのときのクライアントの状況、希望に添って
変更する事が必要になります。