家族信託がかなり脚光を浴びてきています。
私も家族信託の組成をしたり、手続き、お手伝いをさせていただいています。
家族信託を使う目的は大きくは二つです。
1.認知症対策
これが大きい。例えば実家の売却。親が認知症になってしまうと、意思表示ができなくなり、売ることも、貸すことも、リフォームすることもできなくなって
しまう。
そうならないために、家族信託を活用したり、生前贈与を使ったりします。
成年後見制度はどうしても使い勝手の悪い面がある。
有効なケースもあるが。
2.もう一つは連続信託。
家督相続とか、資産を次の代に引き継ぐ手段である。
これは成年後見でも遺言書でもできない方法である。
今、私が活用している家族信託の切り口はほとんど1の認知症対策。
特に本人がお亡くなられたら信託が終了する、空き家信託である。
信託による所有権の移転、受託者が持ち主に代わって、空き家、実家の管理を
するというものです。
今後は、自社株の引継ぎ、事業承継の分野にも家族信託を
活用する予定です。