空き家問題について政治家、特に地方の市会議員クラスは
空き家問題、利活用について考えましょうと言う。だがそれはほとんど選挙民に対するリップサービスに過ぎない。
まず、勉強していない。見識がない。
金融庁の発表した「年金だけでは老後の資金は賄えず、95歳まで生きるには
夫婦で2000万円のたくわえが必要。
そのくらいの貯蓄は持っていそうな気もするが。
日本国民の持つ金融資産は1800兆円という。
だから、政府は若い世代へ贈与しよう。税金を優遇しますという。
そして、貯蓄から投資へ。「つみたてNISA、iDeCo」へ貯蓄をシフト。
私が言いたいのは
次の世代が住まない不動産、実家はどうだと言う点である。
昔実家、今空き家。
認知症になって売ろうと思っても意思表示ができなくなり、塩付け。
将来誰かが引き継ぐかというと、誰も実家を継がない。
昔実家。今空き家。
空き家になる原因の1/2は相続。
そして空き家の所有者の1/2は県外(遠方、都会に住んでいる)
今、老後資金不足を考えるのであれば、高齢者の住んでいる住宅を処分し、
そのお金を老後資金に回す。そして、認知・判断能力が低下する前に、信託等により次世代が管理できるように備える。
リバースモゲージが有効だと思う。
もう一つは若者が住宅を取得する>金利が安いから(と銀行とハウスメーカーに煽られ夫婦連帯債務で無理な借り入れをする>離婚する>売却しても借金が残る>追い打ちをかけるように実家の相族、親の介護が始まる。
この問題については次の機会にお話ししたい。
老後資金は不要になるであろう不動産の現金化で賄いたい。
そして(空き家があるわけだから)空き家を賃貸してもいいわけだ。