◇緊急時の7条信託契約をした。以前から遺言書の作成を身元引受人様より依頼されていました。
1年かけて説明しましたが、本人はどうしても遺言書を作成したくない。
事情があり、どうしても本人の希望を通したい。ですが、それは願望ではあるが
現実的ではない。
◇病院へ入院。入退院を繰り返すが、ついに食事を食べられなくなる。
このままでは身元引受人の地位が確保できず、本人の意志表示ができなく
なると病院の手続き、もしもの時の手続きが一切できなくなる。そして預金の凍結。
◇そこで選択したのが、「7条信託」。緊急時に7条の文章で金銭信託をするというもの。銀行さんにも病院へ来ていただき、本人確認の上預金を一部解約。
当座の資金の確保はできた。委託者兼受益者は本人 受託者は身元保証人
受益者代理人が私と言う構成です。
もちろん成年後見申立はできない。信託も公正証書ではできない。私文書と
する。信託口口座の開設もできない。
◇本人はもはや署名もできない位。銀行の払い出し伝票が4枚。
○○さんごめんね。でも頑張ってサインお願いします。と励ます。
終わった時に、握手。元気でいてね。ありがとう。
◇人生はドラマである。
いつも思う。